呉越興亡 その17 范蠡(はんれい)の決断 その2

 范蠡(はんれい)は海路を経て斉(せい)の国に入ります。 斉では鴟夷子皮(しいしひ)と名前を変えました。鴟夷(しい)とは馬の皮袋のことです。伍子胥(ごししょ)の屍はこの袋に入れられて揚子江に捨てられました。伍子胥(ごししょ)を憐れんだのかもしれません。 弾力のある馬の皮袋は大きなものも入れられるし、小さなものなら沢山入る。使用しない時は巻いて携行できるのだ。どんな場合でも柔軟に対応するぞ、と言う意味を込めたのだろう。

 海に近い場所に住居を定めた范蠡(はんれい)は、携えてきた一箱の珠玉を資本にして、物品の売買を始めた。 「范蠡(はんれい)・立石優」

呉越興亡 その17 范蠡(はんれい)の決断 その2” に対して2件のコメントがあります。

  1. 伟德1946 より:

    认真是成功的秘诀,粗心是失败的伴侣。

    1. youko-hime より:

      眼力もあったら良いね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください