形意拳 その2

 形意拳の打撃における発勁(はっけい)原理は推進力にあり、したがって本来の技法はすべてが前進する。 技法の中心となる<五行拳>あるいは<十二形拳>などはすべて前進するものばかりである。

 実践においては敵が堅固な構えで防衛していても、あるいは攻撃してきた時も、かまうことなく技法を発して敵を倒すところが、形意拳の真面目である。

 ただ一打必倒の威力を得るためには沈身の練功を十分につまなければ、長年月の練習をかさねても、けっして強大な威力を発揮することはできないものである。「中国武術史・松田隆智」

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