四十二式太極拳 動作41
(四十一)十字手
<四十の定式動作、左弓歩按掌>
1、転体扣脚(重心を少し後ろに移し左つま先を上げ、上体を右へ回す時、左つま先を内側に入れつま先を床につけたら、右つま先を床から離し右外へ開く。右手を見ながら手のひらを右外へ向けると同時に、左手も手のひらを、わずかに左外へ向ける)
2、弓歩分掌(右つま先を床につけて、左足を自然に伸ばし腰をゆるめ上体を右へ回す。両手は胸を広げ過ぎないように左右に開き、手のひらは前を向く)
3、扣脚合抱(重心を少し後ろに移し右つま先を上げ、上体を左に回す時、右つま先を内側に入れ床につける。両手は上体が左へ回ると同時に物を抱えるように引き寄せ、腹前で右手を下に両手首を交差させる)
4、合抱収脚(上体をわずかに左に回し、右足は踵から離し、左足に重心を乗せ上体を右に回し戻す時、右つま先を肩幅と同じ幅まで引き寄せ床につけ、それから踵をつける。身体は立ち上がるようにし、両手のひらは内に向けながら、胸前で斜め十字の形になる)
*要点<十字手>の重心移動は、腰をゆるめ回すに随い移動し、上体が前傾しないように注意する。
