天下五剣<三日月宗近>
〔二) <三日月宗近(みかづきむねちか)> 国宝、東京国立博物館所蔵
十世紀(平安時代中期)、”小鍛冶”三条宗近が作った刀。刃長80cm、反り2,7cm。 細身で反りが高い、美しい刀。 「三日月」の名は、刃縁に見られる焼刃の三日月状の模様から付けられた。 二重、三重に重なる模様は非常に美しく「名物中の名物」といわれる。
作者は、謡曲「小鍛冶」にも歌われる伝説の名工・三条宗近。 代表作である三日月宗近は、三条宗近が稲荷明神と共に鍛えたとされる。 「伝説の武器、防具、刀剣」 西東社
