相打ち(あいうち)

 2011年を迎え、今回からのシリーズは、[日常語の中の武道ことば語源辞典・加藤寛、西村諒]を参考に、抜粋して掲載いたします。 豊島要子

 相打ち(あいうち):

 「<宮本武蔵は剣豪か?をめぐる菊池寛と直木三十五の論争はまあ相打ちといったところか>」というときの(相打ち)は、双方攻撃しあったが勝ち負けは判然とせず引き分けという意味で、戦闘、競技、論争、商戦などさまざまの争いにもちいられる。

 元来は武道、主に剣術で用いてきた言葉で、対する両者が同時に打ち込み、どちらも倒れるか、または同じように傷つくことをいう。 

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