合言葉(あいことば)

 合言葉(あいことば):

 「相言葉」とも書く。現在は、ある行動、ある主張を端的にあらわす言葉としての用例が多く、「<次期オリンピックをわが市に>を合言葉に激烈な招致運動を展開」のように用いられ、標語、モットーと同義になる。

 往古合戦のときなど、特に夜討ちでしきりに使われた敵味方を識別するための合図の言葉で、現代の戦争でもなお用いられているものである。 このような意味の中国語は、「暗語」「黒話」。

 壬申の乱(672)で、近江朝廷軍は真夜中に敵陣を攻める際、同士討ちを避けるために、兵士たちに人と会うごとに<金>といわせ、<金>と答えないものは斬ったという。

 

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