高麗と倭寇Ⅲ

 辛禑(しんぐう)王(1375~88)の時代の倭寇の特色は、

 (1)倭寇の行動範囲が北朝鮮の竜州(義州)付近にまでのびたこと。

 (2)南朝鮮の全羅・慶尚の地方では奥地にまで倭寇が入り込んでいること。

 (3)朝鮮の日本海側の斜面すなわち江陵道を北上する倭寇があったこと。

 (4)大規模な騎馬隊の集団があったこと。

 (5)禾尺・才人などの多数の高麗賤民が倭寇に合流して行動していること。

 などがあげられる。 『倭寇・田中健夫』

 

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