2011年9月2日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 金庸<笑傲江湖> 酒杯談義 1 大量の美酒を贈られるのが、何よりも嬉しい令狐冲(れいこちゅう・主人公)である。碗の酒を数回できれいに飲み干すや、「いい酒だ、いい酒だ!」と褒め称えた。 ところが、岸でも誰かが大声で、「いい酒だ、いい酒だ!」と褒めそや […]
2011年7月19日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 奥義(おうぎ) 「彼はとうとうバッティングの奥義を極めたようだ」などと使うが、「奥義」とは学芸や武術など習得すべきものの中にある最も深い肝要なことがらである。 誰にでも簡単に得られるものではなく、長い年月をかけて血の滲むような修業の […]
2011年6月28日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば うまが合う(うまがあう) 「あの姉妹は顔はそっくりなのになぜかうまが合わないんだよね」などと日常会話によく使われる。 「うまが合う」とは、「馬が合う」と書くが、どことなく気性が合う、人間関係がしっくりいくという意味である。 馬を上手に馭(ぎょ […]
2011年6月18日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 打ち込む(うちこむ) 全力をあげて一つの事に当ることで、「すべてを忘れて仕事に打ち込んだ」などという。 剣道では、相手に打ってかかることにいう。 打ち込むときは無念無想、鍔(つば)を以って敵の頭を打砕く覚悟で踏み込めとは、表現の違いはあっ […]
2011年5月25日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 一刀両断(いっとうりょうだん) 思いきってすみやかに処置したり、断固たる態度で物事を解決することで、「総裁の一刀両断の解決が望まれる」などという。 文字どおり一太刀で物を真っ二つに切ること。剣術における一つの手、すなわち技。対象物を両断する勢いで、 […]
2011年5月2日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 痛み分け(いたみわけ) 論争、商戦、利権争い等など、双方ともに被害があったが結論は持ち越しになったり、どちらも引き下がって終結したようなときに、「この勝負痛み分けに終わったようだ」などという。 本来は相撲用語で、取り組み中、一方または双方の […]
2011年3月26日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 勇み足(いさみあし) つい勢いにのってやり損ねたようなときに、「あれはわたしの勇み足だった」などという。張り切りすぎて結果として仕損じること。 本来は相撲用語。相手を土俵際まで追いつめながら、勢い余って自分が先に足を出して負けることを言う […]
2011年3月2日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 射落とす(いおとす) 「誰某はかねがねねらっていた専務取締役の地位を射落としたね」とか、「美貌の彼女を射落とした羨ましい男だ」などと用いられる。 「今昔物語」に「養由、弓を取りて矢を天に向かいて日を射るに、九の日を射落としたり」とみえてい […]
2011年2月19日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 当て所(あてど) めあて、目的のこと。「彼は当て所もなく夜の街をさまよった」など、「当て所もなく」の形で用いられることが多い。 もとの意味は、そこをねらって矢などを命中させる箇所。また、刀などを当てる所、当てようとする場所のこと。 […]
2011年2月5日 / 最終更新日時 : 2012年9月19日 youko-hime 日常語の中の武道ことば 揚げ足をとる(あげあしをとる) 相手の言いそこないや言葉じりをとらえて、非難したり皮肉を言ったりすること。 もとの意味は言葉どおり、相手のあげた足をつかんで倒すことで、相撲や柔道の技であり、その元は、馬を地面に倒そうとする時、じっと静止させる時な […]