海参(なまこ)

能登島とサヨナラする橋を渡って間もなく、「なまこや」の店の看板が目に入った。「なまこや}と棟続きで食堂らしき店もある。看板に「能登田舎料理」と書かれている

先ずは、「なまこや」に入る。新鮮な魚やさんとは縁がないほどきれいな店で、海産物の加工品を売っていた。ナマコがあった。しかし生ではなく、やはり乾燥させたもの。値札はチョー高い金額。 以前、北京の有名な漢方薬の「同仁堂」の総本店へ行った時、乾燥なまこは日本と変わらない数万円の値段で売っていた。

棟続きの田舎料理屋さんにナマコが食べられるかと聞いたら、一品料理で食べられますとのことで4人は席に着く。1,200円で田舎料理12品のランチを注文。<なまこを食べたいです><赤なまこと青なまこがあります><どうちがうのですか?><赤なまこは岩などにいて、手ではがして捕ります。青なまこは海底にいて網で捕ります。だから手間がかかる赤なまこは、高いです>。味比べしようと赤なまこ、青なまこを注文する。 酢の物の調理法で、赤なまこは青なまこより少しコリコリ。この歯ごたえが良い。ナマコは漢字で「海参」、海の人参の意味でビタミン、ミネラルが豊富。精力剤で、高血圧にも良いらしい。

翌日、富山の道の駅で大きな赤ナマコが3個1,000円で売られていた。<調理してもらえますか?><調理はしません>。あのつかみどころのないヌルヌルを調理するには勇気がない。内臓の腸は「このわた」と言って日本三大珍味の一つだけれど、買うのを諦めた。<僕、今度ここに買いに来よう>とHさん。

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