フキノトウが立つ

富山の高岡市で出迎えてくれたHさんは、我々を車に乗せて観光案内をしてくれた。富山県って海あり山あり歴史ありで、見どころがたくさんあるようだ。

神社、お寺から始まり、万葉歌人の大伴家持の博物館、さらには石川県能登半島の、能登島まで連れて行ってくれた。それはそれでとても楽しかったし、車に乗っている時は、外の景色のまだ芽吹かずの木々を見ていた。

芽吹かずの木のもとには、たまにフキノトウの芽を出しているのを見つけることが出来た。<あっ、フキノトウ!><ほんとだ、フキノトウ!>。私とKさんは大はしゃぎ。<でもよく見ると、メス株じゃない? 茎が伸びてトウが立っているよね><うん、小さくないね。葉っぱが広がっているし>。

「トウが立っている」という言葉は、憎らしいけれど若くない女性のたとえ言葉として使われるね。フキノトウの茎が伸びて立ってしまうと、食べられない。フキの「トウが立つ」という言葉が出来上がってしまった。

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