万葉歴史館とかたかご

富山の新高岡駅でHさんは車で待ってくれていて、我々を乗せ最初に出向いたのが、「万葉歴史館」と言う場所。万葉と高岡とのつながりは何? Hさんは万葉とのつながりがあるの? 私を案内する意図は何だろう?

万葉と聞いて乏しい私に浮かぶのは万葉集という言葉だけ。<先生、大友家持を知っているでしょう?><歌人という名前だけ><大伴家持は越中の国守として5年ほど富山に赴任していたんだよ>。

坂道を登って行くと静かな広い敷地に立派な平屋建てが見えた。中に入ると人が少ないというか居ないというかひっそり。壁には平山郁夫画伯の大きな絵。展示物は作り物の衣装とか、映像で写す歌とか数少ない。裏手から外へ出られるようになっていて、木々の中には紅白の梅が咲いていた。中庭の池の近くに来るとカタクリの花の群生が見られた。

これぞ、万葉だー! ちょうど咲き始めのようで、花びらは下を向いているが凛としている姿、好きだなー。「カタクリの花」を大伴家持は「かたかご」と歌っていた。

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