トンビ
鳥のトンビがなぜか好き! トンビの顔は可愛いわけでもなく小動物も食べるようだし嫌いな部類なのに、空をゆったりと舞っているような姿が好きなのかな
。
子供の頃、川辺に一面に花咲く場所が私の遊び場所だった。春の季節に飛ぶヒバリは、鳴きながら、スッと上がってスッと降りる忙しい鳥だったが、トンビは上空でゆっくりと静かに飛んでいた。
リヨンの合気道の先生の自宅の向かいの山に、奥さんと息子さんが連れて行ってくれた。山の木陰の道端では、野イチゴ、ブラックべりー、ブルーベリーが採れた。山頂に出ると広い野原の向こうには、モンブランの山が見えた。上空にはトンビがゆっくりと静かに飛んでいた。<アッ!トンビ!>。息子さんがフランス語か英語か分からないけれど教えてくれた。私は最後まで発音ができなかった。ビームか、ミースか?
富山でも毎日トンビに会えた。<トンビ!トンビ!>。羽ばたかず、風と一緒に静かに優雅に飛んでいた。