生け花研修会
姉が家元を引き継いで頑張っている生け花。初代家元は「池坊」の茶花の活け方が好きで、自分で専門に流派を立ち上げた。当時は床の間のある家が多く、床の間に似合う生け花だった。
2代目家元の祖母は女傑と言われていたくらいだから、茶花の生け方に男勝りの風格が備わった花だった。枝と2輪くらいの花を使い、天、地、人を大きく表現していた。この風格は私も好きだった。
子供のころから2代目にしごかれ教授の看板ももらえた。祖母は私に家元を継がせたかったようだけど、早々と結婚し東京に住んだ私を諦めた。孫がたくさんいたのに私の結婚式にだけ出席してくれた。
年に一度、教授の皆さんによる研修会がある。今回の秋田行きはこれがメイン。小さなツボに大きな枝をどのように活けるかが主題。展示される華やかな姿とは違って、活ける時は大工さんのような仕事になる。これが大好き! 畳に座って静かに活ける花は苦手の私。