「比翼連理」

何をして日々を過ごしていたのかしら? あっという間に2月の立春も過ぎてしまっている。自分にとって大事は、1月に行われた初げいこ、去年の夏のコロナ感染(フランスから陰性で帰国後は風邪だと思っていたから診察していない)から5ヶ月経っていたので、4回目のコロナワクチンを接種。ワクチン接種後は無症状で翌日の授業に支障はなかったこと。

数日前に結婚式の招待状が届いた。おめでたい事って嬉しい。招待状にはメッセージを書いてほしいとの掲載欄があった。招待状を頂いた回数は多くないけれど、今までにそんなことはなかったみたい。さてさて書かないわけにはいかないかな~。

う~ん、悩んでいると突然浮かんできた言葉。「比翼の鳥、連理の枝」。仲睦まじい二人を表す意味。昔むかし、友人に国語の先生もいることだし「源氏物語を読破しよう」と、友人が集まって勉強会をした。源氏物語・桐壺の巻に出ていた「天にあっては願わくば比翼の鳥となり、地にあっては願わくば連理の枝となり」という文があり、訳注に中国の長恨歌から引用したものとあった。素敵な言葉、我々夫婦もこんなふうになったら良いなーと言葉に惚れていた。

その後、中国の文献に出会う機会が多くなっていき、漢詩も知ることになった。ありましたねー。詩人・白居易は長恨歌に、玄宗皇帝と楊貴妃の仲睦まじさを詩っていました。相思相愛っていいよね。結婚する二人もいつまでもそうあっていて欲しい。一人身になった私は羨ましさも込めてメッセージに記しました。

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