呉下の阿蒙に非ず
<K君、今年北京に行って挑戦をしたのは良かったね><ハイ、有難うございます!><宿題をあげます。”呉下の阿蒙に非ず”という言葉を調べてください。プレゼントです>。
中国では無学の徒のことを、”呉下の阿蒙”と言う。三国時代の呉の孫権が呂蒙という部下を見込んで、武だけではなく書を読むことを薦めた。読書の嫌いな呂蒙はその後奮発して勉強した。”呉下の阿蒙に非ず”とは、”いつの間にやら、君は昔の阿蒙君じゃないね。よく勉強したね” と仲間の武将にめられた時の言葉。
K君は仕事が多忙の中、稽古に通ってきてくれる。北京からの帰国後は、初めて剣に挑戦している。剣の持ち方から始め、使い方、さらに套路を学んで大変だろうと思っていたが、私の説明をしっかりと聞き、動き励む姿には驚かされる。
北京へ行って試合に参加し試合を見学し、北京の太極拳愛好者たちと太極拳交流をし、緊張する段位試験に挑戦して帰国した。きっと何かを感じたのかもしれない。