なにくそ

「こんなところに日本人」とかいうテレビ番組を見るのが好き。先進諸国の大都市で頑張っている人、未開発地のさらに山奥に住んでいる人、周りには日本人が一人もいない所で生活している人などを紹介している。

 都会で暮らしている人には物腰などに少し垢抜けさを感じ、時代に合わせている緊張感が見える。発展途上国や未開発地で生活している人は、こせした雰囲気を感じず自然に溶け込み、どこか達観しているように見える。

先日の番組では、アマゾンの山奥でリンゴの栽培をして、今では大成功を収めている人を紹介していた。以前、日本からブラジルへ移民をした人は大勢で、その人は子供の頃に移住し、聞いていたブラジルは夢の国ではなくジャングルの荒れ放題の土地。そこで開墾し生活し困難の連続を経験したと話していた。リンゴ栽培で成功した人のお母さんは、<言葉は汚いが、なにくそ!と言って頑張りなさい。なにくそは自分が努力する言葉。エイくそ!は投げやる言葉>と言われ、頑張って今がありますと穏やかに話していた。

同じような言葉だけれど、対自的な言葉と、対他的な言葉の違いがあるんだね。どうせ使うんなら自分に向けて発奮させる言葉を使いたいな。

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