紅葉と黄葉
先日テレビのニュースで、京都の紅葉見物の人出があまりにも多く、嵐山の渡月橋が落ちるんじゃないかと現場から中継しているアナウンサーが話していた。その他にも紅葉で有名な寺の拝観に長ーい行列の人たちの姿を放映していた。
日本は紅葉、ヨーロッパは黄葉。カナダへは行ったことが無いけれど、カナダも真っ赤に紅葉しますと、行ったことのある人が話していた。それぞれの地域に育つ樹林の種類によるんでしょうね。日本はモミジが多く、カナダはカエデ、ともに赤く染まる。ヨーロッパはブナの種類が多く黄色に染まる。日本にはブナの木も多いので、高い山の方へ行くと紅葉と黄葉に出会える。
今年の初夏に、千代田線沿線の北小金駅から歩いて10分かからない所にある本土寺の庭に咲くアジサイ、花菖蒲を見に出かけた。アジサイ寺として有名らしく、たくさんのアジサイが植わっていたし、花菖蒲も種類が多くきれいだった。人手は少なくゆっくり見物している時に、モミジの木が多いことに気が付いた。秋のモミジの紅葉はきれいかもしれない、見に来ようと思った。
先週の日曜日に本土寺に出かけた。思った以上に人が多く少し驚いたが、モミジの紅葉は真っ盛りで境内の庭は真っ赤に染まっていた。モミジのしっかりと切れ目のある葉は、真っ赤で繊細で鮮やか。紅葉狩りって言葉はどこからきたんだろう? 写真は本土寺の真っ赤なモミジの紅葉と、チェコのチェスキークロムフの黄葉の風景です。