花を愛でる。

忙しいと言えば忙しい間に、2泊3日で秋田へ出かけた。医師が理事長に、＜脳の異常が無いとはっきりするまでは、飛行機は控えた方が良いね。気圧の変化で症状が出なければ良いけど、気を付けて＞と、言われながら出かけた

。

秋田には、昨年の秋に体調を崩した母のお見舞い。日々、衰弱していくから、出来れば1か月に1回か2ヶ月に1回は行きたいと実行している。会うと喜んでくれる笑顔を見て、こちらもホッとするし、もっともっと生きていてほしいと願う。　母が穏やかでいられるのは、看病する妹のおかげ。毎日3度の食事は栄養を考え、季節の物も出し、1品1品話しかけながら食べさせ、手厚い介護をしてくれる。とにかく優しい妹。

その妹は庭でたくさんの花を育てている。秋田では今、サツキやつつじが満開。庭には黄色のレンゲつつじ、アヤメ、シラン、ハマナス、他にもたくさんの花。いろいろな種類のバラはまだつぼみで、咲くのを楽しみに待っていた。

生け花の家系で育っているから花は好きといえども、花材を揃えて活ける生け花と、地面から目を出し花を咲かせる過程をも楽しんでいる妹。そっと言う。＜母の介護の合間に庭に出て、花を見ていると気が紛れるの＞。