プロバンスに別荘

 自動で門は開き、車は中へ。数本の高い赤松の木の下に車を停める。ベロニカさんがやって来た。<ボンジュール!>。 荷物を持って玄関へ行くと、さらに、インド人のご家族3人も出迎えてくれた。

 家の中は広く、天井は高く、博物館?という装飾に驚いた。 部屋とテラスと庭が続き、その先には大きなプールがあった。 宿泊する2階の部屋に案内された。5部屋あるうちのインドの装飾で飾られた部屋を案内された。 

 開き戸の窓から見た景色は、まさに私の描いていたプロバンスと同じだった。オリーブの木とブドウ畑、遠くには山、青空に白い雲、蝉がうるさいほど鳴いている。

 <ヨーコ!家の周りを散歩する?><ハイ!>。 外に出たとたん、ベロニカさんはイチジクの木の枝から実を摘む。草にいるエスカルゴを教えてくれたり、野ぶどうを摘んだり、蝉の声を聞きながら俳句を詠んだり、オモシロい!

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