百忍
Tさんの送別会でSさんが我慢鬼(仏)に贈った言葉。「よく耐えた、よくよく耐えた、よく耐えた」。 とても温かい思いやりの言葉だなーと思った。
Tさんは百尺竿頭のホームページを作ってくれた方。そしてパソコンの使えない私にいろいろとご指南してくださった方。ブログへの挑戦、写真掲載の方法などなど。 その間のやり取りは簡単ではなかった。 Tさんは良く耐えてくださった。
中国は唐の三代高宗の時代。九世代の大家族が同居していながら仲良く暮らしている張公芸と言う人物がいた。 高宗は「九世同居」の秘訣を尋ねた。張公芸は「忍の字百余りを書きて以って進む」(忍の字を百ほど書いて差し出す)。忍以外の何物でもありません。『中国古典の知恵』
Tさんが写した仏像の写真「我慢鬼(仏)」。Sさんが贈った言葉。 Tさんにとっては現役中の忍耐より、私への忍耐の表現だったりして。