廻飆渚を払う
太極拳の名称、手法、歩法、身法など説明しながらの授業は大事。太極剣では剣法の説明が欠かせない。両刃の剣は日本刀と違って馴染みが薄い。剣法の名前を覚えるのに日本人は大変だなー。
さらに伝統剣の名称となると中国文化の様式が含まれ大変だけど、北京に語学留学をした経験を持つ私には少し救われるかな。理解しがたい難しい所は師匠が教えてくれるので助かっている。
最近、毎週使用していた研修会場が改修のため使えなくなるとの難題に直面した。会場を探し確保するために皆でいろいろと動き回った。こちらが確保した結果、使えなくなる団体が出て泣きつかれる。折り合いも必要かしら?昼から夜に変更が必要かしら?どうやったら会場が取りやすくなるかしら?
そんな時、<会場取りを手伝ってあげるよ!>とTさんの強力な一言。『議論如何ん、廻飆(かいひょう)渚を払う』。私の好きな剣法・<疾風偃草(截剣)>、<横掃千軍(掃剣)>、<風掃梅花(抹剣)>と、スパッーと切りこんできてくれた。