太極拳の攻防
王建華老師の来日中に行われた二日間の陳式講習会は大変盛り上がりました。講習会参加者は陳式太極拳経験者が対象ということで、陳式太極拳を稽古していない皆さんにはちょっと残念でした。スミマセン。
老師が皆さんの陳式太極拳動作をご覧になったら、必ず第一式から何度もの練習となることはわかっていましたので、あえて、套路の中でも大変難しい動作を教えていただくという希望は叶われました。
毎日20名の参加者は男女半々で陳式太極拳が大好きメンバーです。老師の一挙手一投足に目を見張って注目していました。老師は動作の意味をほとんど攻防の意味として説明してくれました。皆とても喜んで、男女の別なく動きました。
表演会日の午前中に行われた建身功でも動作の意味を攻防で説明されましたから、初めて体験した方は驚き目を見張っておられました。表演会で演じられた老師の動作は快く、ゆっくりとしかも隙のない動作に、改めて太極拳の一面に深い関心が集まりました。老師は帰国日、”今回披露した陳式太極拳の1,2段を予習したら北京にいらっしゃい”と、私に宿題を残して帰国されました。