満開のアカシアの花
子供の頃、庭にアカシアの木があって梅雨時に真っ白い花が咲いていた。花が香り、カッコウもやって来て、静かな季節の思い出がある 。
アカシアの花の時期に北海道へも行っている。真っ白い花が緑の葉の陰で咲いて、地味な感じだった。
この度の大連で見たアカシアの木は多く、それらに白い花が満開に咲いていて驚きイメージが変わった。アカシアの林は真っ白く見え、満開でもどこか奥ゆかしく咲いているようで、良い香りが漂っていた。住宅街の並木のアカシアも満開に咲いていたけれど、静かな雰囲気を漂わせていた。
桜の満開さはどこか艶っぽく危うく浮きだつ感じ、アカシアの満開さはどこかシャイに構えた落ち着きかな? 日露戦争時に大連に住んでいた日本人もロシア人もアカシアの木を植えて、今に残っているんですって。