シソ科。　ハーブの一種。　香りに寄せられ、虫達がたくさんやって来る。

　キク科。　ツボミの丸い形が特徴。　花の色や形から黄色い鳥をイメージして名づけられたらしい。

アヤメ科。　西洋アヤメ。　フランスの花言葉は「恋のメッセージ」。

アヤメ科。　アヤメが山野に生えるのに対し、カキツバタは水辺を好む。　古くから絵画で馴染みが深い。　リヨンのテテドール公園の中に日本様式風庭園があった。 かきつばた紫を解き放ちいし　細見綾子

　アヤメ科。　日本独特の園芸植物。水辺や湿地を好む。　リヨンの公園の黄菖蒲。 　黄菖蒲の黄の映る水平らかに　池内たけし

　ブドウ畑にバラの花を植える。ブドウの木よりバラは性質が弱く、バラの病気発生がブドウを守ることにつながる。　だからフランスにはバラが多いのかしら？　花を楽しみながら、病気も気にしているのかな？

　木立の中の甘い香りに誘われ近づいていくと、白い花がこぼれ咲いている。野バラだった。 　近道や茨白うしてうす暗き　尾崎紅葉

　バラの中でも枝から枝を伸ばし、棘をフックさせアーチのように形を作ることが出来る。　クライマー「登ってゆく、バラ」。　一度にたくさんの花をつけ圧巻。

　ボタン科、中国原産。　ボタンと違い木にならない。根は鎮痛薬として煎じられる。　＜立てば芍薬、座れば牡丹＞と、美人の形容語。

　リヨンにはローマ時代の遺跡がたくさん残っている。リヨン市街を見下ろせるフルビエールの丘に残っている紀元前43年建造のギリシャ風野外劇場。　オペラ上演の稽古をしていた。