一日平均1万歩
<クルーズはのんびり、ゆっくり出来ていいわよ>と言われていた。とんでもない!私にとってはチョーハード。このクルーズの旅には、毎日観光ツアーがあった。一日ローマ観光から帰ってきた人たちに、行かない私たちは大正解と言われた。ローマは観光客が溢れていて、人の頭の上から背伸びして名所を見、遅れないか、迷わないかと雑踏を歩き疲れて、夕食をキャンセルした人が半分以上だった。
チビタベッキアの町の木の下で昼食を食べて、カルフールというスーパーに行った。カルフールを知ったのは初めてリヨンへ行った時。スン先生がいつも、ガフーガフーと言っては連れて行って、何かを買ってくれたフランス企業のスーパー。北京にもあったし、スイスにもあるけれど、東京では何処にあるんだろう?
スーパーでは紙パック入りのワイン、ジュース、チーズ、お菓子など購入。大きくはないけれど荷物。私たちは浅はかだった。タクシーが通るんだけど止まってくれない。タクシーは流していないのだ。通行人に聞いたら、歩いて10分ほどの駅前のタクシー乗り場に行くこと、と言われたので歩くことにした。
10分歩いたはずだけど見つからない。さらに10分以上歩いたら駅前のタクシーが見えた。タクシーに乗って船まで行けた。イタリアの人の距離感は我々の半分だと知ることになった。万歩計は1万を超えていた。夕方やっと、船上のプールのデッキチエアで横になれた。