第100回甲子園高校野球・決勝戦。
想像もできなかった。甲子園で行われている第100回高校野球決勝戦に、何と、我が故郷秋田市から出場している金足農業高校が今日挑む。応援はしていた。でも、どうせすぐに敗退するだろうと思っていたから、テレビの画面の前には座らず、離れて耳で聞いていた。子供たちから、<金農って凄いんだね。2桁奪三振を取る良い投手もいるよ>って連絡があった。
凄いことが起きた。負けている9回裏の場面。スクイズで1点入れて同点になったかと思う間もなく、あっという間に2塁走者までがホームに走り込み、逆転勝利した。そして、強豪相手に勝ち進み、今日の決勝戦を迎える。
甲子園高校野球の第1回の決勝戦で、秋田中学(現、秋田県立高校)が決勝戦で敗れ準優勝している。今年は第100回ということで、予選大会から主催者側は持ち上げていた。この第100回目の決勝戦で、またもや秋田県立農業高校が挑む。心臓ドキ、ドキ。
「あど気楽にやれでば。ナーニ、負げでも準優勝旗持って来るなだべ。有難(ありが)でな」。秋田で応援している人たちの優しさが伝わる。