ナンプレ
従妹や妹の優しさと思いやりに浸された数日。家へ帰りたくないと思った。これから寒くなっていく季節、コロナ禍で親しい人たちと食事することも出来ないし、日常の会話も出来ない。ここにいておしゃべりしているだけで幸せと思った。夜中にふと目が覚めた。数日留守をして、ベランダの花たちは枯れてないかしらと心配になった。お水をあげに帰らなければと思ったら、少しでも早く帰りたい気分が湧いてきた。
ばら、ゼラニウム、菊、アサガオ。花たちは枯れていなかった。理事長の好きな青いアサガオは数えきれないほど咲いてくれている。
帰宅する朝、地方新聞を見ていたら、今月の占いが載っていた。私の生まれ月には、無料で楽しめる趣味を持ったらよいと書かれていた。うん！最近とりこになり始めたのが、「ナンプレ」数独ともいうらしい。土曜の新聞に載っているのを待ち遠しくなっている。これって無料じゃん。
取り掛かると夢中になる。時間の経つのも忘れてしまう。ピッタリの無料の趣味で時が流れていく。
