手術終了!
恐い!恐い!と思っていた手術! やっと終わって車椅子に乗っている私を看護師さんが半日入院用の病室に連れて行ってくれた。半日と言っても手術終了後3時間安静にするだけなのに、半日入院の費用は目が飛び出す。<先生、昔は多焦点レンズは100万円くらいで高かったんですよ。だから患者さんは特別扱いみたいに大事にされていました>と、聞いていた。
<はい、ここでお休みになってください>と案内された部屋は広い部屋の個室。バス、トイレ、テレビ、冷蔵庫、机椅子付き。ソファーまである。これがもしかして特別待遇!なるもの? どうでも良いけど手術終了後の目がなんとなく痛い。看護師さんが血圧を測り、<155です。まだ高いですね。緊張していたからでしょう。安静にしていてください>。
ベットに横になっても緊張が取れず目をつむったまま仰向けの直立状態でいた。これが一日入院だったら夕食、朝食を食べられて術後の診察して帰るんだろうな? でもどうだろう? やっぱり家に帰りたいな! 2時間過ぎたら起き上がり洋服に着替えて、ゴーグルを着けて椅子に座って看護師さんが来るのを待っていた。
凄い物々しいゴーグル! 帽子を持って来てよかったー!鼻先が見えるくらいに深くかぶって、息子と妹を待っていた。迎えがなければ歩くことが難しかった。目の周りにゴミどころか水滴も入らないほどピッタリ付着。 翌朝、妹が腹を抱えて笑い出して止まらない。<どうしたの?><だって、ゴーグルの中が結露でいっぱいよ。何も見えないでしょ>。 目を開けるのを怖がっていたから、目を開けていなかった私は露ほども知らない。