断捨離と終活

何年前だったろう? ゴルフバッグ2セット、私のハーフ用のゴルフセットは理事長の車のトランクに入れてあった。ある嵐の日の夜、ごっそりすべて盗まれた。 翌朝、気が付いた理事長はとてもショックを受けていた。警察に知らせても見つからなかった。もう一つのゴルフバックは家にあったけれど、その後、理事長はゴルフをピタリとやめた。

あのとき、失ったゴルフバッグには思い出がいっぱい詰まっていたのでしょうね。でもどの位のショックを受けたのかを、私はあの時知らなかった。今回の旅で、衣類という衣類を一切無くした私は初めて理事長のショックを理解できた。

旅行に出掛ける前に入った保険には、携帯品の紛失に10万円の保証が付いていた。紛失して96時間以内にかかった費用は保証できるというのだが、私には数時間の違いで出せないと保険会社から連絡が来た。今になっても航空会社から連絡は無いから、こちらも保証はされないでしょう。 先日、出かける前にシャツを着ようとしたら着るシャツがない。太極拳の服、新しいシルクのパンツ、娘が買ってくれたシルクの靴下、無い。 着るものが無いから購入しなければいけないのに、翌日購入したのは下着だけ。洋服が欲しいと思わなかった。

一人旅の海外旅行だから何かあったら大変!と子供たちに言われ、私が死んでも困らないようにと準備をした。資産公開、パソコンやスマホのID、連絡帳、公的資料、などなど。準備をし終わったら、これって私の終活じゃん!と思った。 帰国してから子供に聞いたら、もっと話し合う必要あり! と言われた。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

生ビール

次の記事

ローヌアルプ地方