「アイガー北壁」新田次郎

 山男達の夢見るスイスの山<アイガー北壁>は絶壁。絶壁に沿って走る電車は<ユングフラウヨッホ>山頂へ行く。以前、故新田次郎氏の「アイガー北壁」を読んでいたので、実際の北壁を目の前にした時は恐怖を覚えた。 

 日本人で初めて登頂成功した高田光政氏は、パートナーの渡辺氏が墜落し、救助のため登頂し、別のルートで下山し救助を求めた結果の登頂成功だった。が、渡辺氏は墜死してしまった。 帰国して非難されたパートナーの高田氏の立場を保護するように実名で書いた小説は、当時、話題を呼んだ。

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