中国四大美人

 鳥海山から下山して向かう象潟市は、陸の松島ともいわれるように、田んぼの中に松の木のある小山がてんてんと存在する所。 そして、松尾芭蕉の奥の細道に詠われている<象潟や 雨に西施が ねぶの花>でも有名。

 <西施は中国の四大美女の一人です。たしか中国の呉越の争いの犠牲になった人だったと思います>。バスの中で精一杯の知識を話す。<中国の四大美女って、誰と誰ですか?>と、質問される。 うーん?

 スマートホンを持っている二人が早速検索。<ハイ、出てきました!西施、虞美人、王昭君、貂蝉(ちょうせん)が四大美人だそうです>。

 西施は憂国憂民の夫人。虞美人は項羽の寵姫、四面楚歌に追い込まれた時、項羽に殺される。王昭君は政治の花嫁。貂蝉は三国志に登場するが、歴史上には見られない。『中国一百仕女図・嶺南美術出版社』。

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