カウントダウンはフィレンツエで
31日のカウントダウンのフィレンツエの街はにぎやかだった。家族で11時までバルで過ごし、ホテルに帰る途中、シャンパンとフィレンツエ名物の焼き栗を買った。
部屋に入ってすぐにバスタブに熱い湯を入れ、12時前には風呂から出て、テーブルにグラスを置き、シャンパンを開ける準備をした。
大きな花火の音が響き渡った。ポンッ!シャンパンをグラスに注ぎ、<おめでとう!>。花火の数が多く地響きと音は止まない。いやがうえにも興奮させられる。
眠れないかもねー。焼き栗の皮をむきながら、<不思議な大晦日だね>と言いつつ、シャンパンが空になったところでやっと眠りにつけた。