デルフィ(地球のへそ)
アテネからバスで北に向かって3時間半。デルフィという世界遺産になっている古代遺跡がある場所へ着く。古代ギリシアではこの場所が世界の中心と呼ばれていたらしい。
隣には博物館があり、1892年にフランスの発掘隊が発見した品々が展示されていて、保存状態がとても良くて見るに値する。当日はヨーロッパのイースター休暇で、子供たちも大勢見学していた。
坂道を登って行くと遺跡を見ることが出来るが、どれも朽ちれていてわずか残っている建造物から昔を想像するしかない。なぜここが世界遺産? この場所の地下では巫女さんのご神託があり、それを伺う人々が集まった神聖な場所として歴史があるらしい。ギリシア神話の「オイディプス王の悲劇」にもここでのご神託から始まる。 心理学のフロイトは、「オイディプス、コンプレックス」という用語を使っていたっけ。
発掘された石が出べそといえる形もしていて印象に残ったけど、ギリシア神話をもう一回読んでみようとさせる世界遺産だった。