介子推と棒術

 宮城谷昌光の「沙中の回廊」は <人を切る飄(かぜ)であった> で始まる。 この冒頭の句に引き付けられた。 人を切る風の使い手は、晋の文公の重臣の配下で名は<介子推>。 若くして山に隠遁してその後は不明という彼の最期もかっこいい。 実際に彼は棒術使いかどうかはハッキリしないけど。その時代、重臣以外は剣を持てなかったことを考えれば納得する。

 昨日、杖術の道場へおじゃました。 口伝では杖術であの宮本武蔵を破ったと言われてるらしい。 樫の木で作られた120センチの棒、硬そう! 介子推は楠で作った棒になっているが共に硬い木。 木だけれど剣とあわせたら剣は折れるだろうか? 初稽古は杖術の各流派が集まりますよとお誘いを受けた。

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