温国公と温故知新

 北宋の政治家<司馬光>。彼は総理大臣になって八ヵ月後に亡くなった。太皇太后は悲しみ、司馬光の人格、優れた徳に対し<太師・温国公>の名を贈ったという。

 安岡正廣は温国公の温の文字は、日ではなく、口の中に人を入れる囚が正しいという。 牢屋に放り込まれた囚人に対しても<どうしてお前はそんな罪を犯したのか、悪いことをしたのか>と尋ね、皿に飯を茶(水、サンズイ)も飲ませる。 したがって<おん>という字は<あたたかい・たずねる>の意味があるという。

 一般的に言われる「温故知新」=<故きをたずね、新しきを知る>のたずねるの意味がとても納得できた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください