侯嬴(こうえい)は一言を重んず
魏徴作「述懐」の<季布にニ諾無く、侯えいは一言を重んず、人生意気に感ず、功名誰か復た論ぜん>にある<侯嬴(こうえい)>とは中国戦国時代の魏の国の人。
魏の昭王の公子<信陵君>が、碁の上手な年老いた門番<侯嬴>の噂を聞き招聘する。<信陵君>の食客となった<侯嬴>は恩義に一命を投げようと覚悟をする。 <信陵君>が義兄の<平原君>の救援の為に出陣をする時、老齢で従軍出来ない<侯嬴>は献策をし、後に自刎する。
自分の一言や信義を重んじた<侯嬴>の故事は十八史略や詩に用いられました。