中国古代名剣 その2
中国春秋時代の越王は宝剣を五張持っていました。 <巨蕨(きょけつ)>、<湛盧(たんろ)>、<莫耶(ばくや)>、<魚腸(ぎょちょう)>、<純鈎(じゅんこう)>という銘剣です。 後に越王は呉王との戦いに和議を申し立て、<湛盧>、<莫耶>、<魚腸>の三張を渡します。「千字文」。 「呉越春秋」には<巨蕨>、<湛盧>、<勝邪>、<魚腸>、<純鈎>と書かれています。
<湛盧>は、五金の美石、太陽の精、霊が宿り、神が現れ、威に服させます。敵をくじくことができる剣です。しかし、人君が天道に逆らうような行いをすれば、その剣は無道な者の手から離れ、有道な者の元へ行くということです。「呉越春秋」
越王のために欧治氏は、<巨蕨>、<湛盧>、<勝邪>、<魚腸>、<純鈎>を作りました。「越女剣、金庸」