虞美人(ぐびじん)
可愛らしいケシの花は、別名<虞美人草(ぐびじんそう)>といも言います。 楚の王<項羽>が、片時も放さないほど愛した人の名前です。
「項羽と劉邦」といえば、漢の覇権を争った二人の武将の話で有名です。強かった<項羽>は、最後に<劉邦>の策略にかかり、自刎して、二人の争いは終結し、<劉邦>が漢の皇帝になります。 <項羽>が自刎する時にも、傍に<虞美人>がおりました。<項羽>が<虞美人>の首を刎ねたとか、<虞美人>が自ら自刎したともいわれているようです。
<虞美人>の血がおちた所に、可憐な草が芽生え、その花に<虞美人草>と名前がつけられたという伝説があるそうです。