忠言は己を磨く砥石
耳にはいつも痛いような忠言・諫言を聞き、心にはいつも思うままにならない事がある場合には、それこそ、修養を積み徳行を磨く砥石となって身のためになる。
耳中常に耳に逆(さから)うの言を聞き、心中常に心に払(もと)るの事あれば、僅(わず)かに是れ徳に進み行を修むるの砥石(しせき)なり。 「菜根譚・久須本文雄」
<Kさんとは10年も付き合っているんだ、先生どうして?><ウン!彼はね、けっこう手きびしい事をビシッと言ってくれるの>。 お酒を飲みながら、楽しい話題と、手きびしい話題。 手きびしいとは、私への諫言。 なのに、飲み終わって別れても楽しい気分。
「忠言は耳に逆らえども行に利あり」 良い言葉!