「論語」佐久協

 「論語」 「子夏問うて曰く、巧笑倩たり、美目盼たり、素以て絢を為すとは、何の謂いぞや。 子曰く、絵の事は素を後にす。」

 佐久協氏訳 <弟子の子夏は今でも堅物だが、若い頃はウブでね、「にっこりルージュ、目もとぱっちりアイシャドウ、ホワイトパウダーで総仕上げ、という詩はどういう意味ですか」と大真面目に質問してきたことがあるんだよ。 まあ、女心をあれこれ説明するのもヤボだし、いずれは彼にも分かることだから、「ああ、それは絵の描き方を説明しているのさ。最初に濃い色を塗って、最後に白絵具で仕上げることだよ」と返事をしたんだよ。>

 高校生が感動した佐久協氏訳の「論語」で、私も好きなんです。

 

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