雷と停電
駅に着くと同時に雨が降ってきた。雨の降りはじめってイヤな匂いがするのよね。駆け足で家に、そのまま風呂場へ直行。 お風呂を出た頃、外は雷雨。
たちまち光と雷の音が響き始めた。凄い!久しぶりの凄さ! <これで猛暑の夏ともお別れね>なんて嬉しい思いが、恐怖に変わった。 頭上で花火のスターマインが始まったみたい。 5分もしないうちに停電。夜の停電なんていつ以来?
窓の外は真っ暗。稲妻の光を頼って懐中電灯を見つけ、スイッチオン!光らない!電池はいつ交換していたっけ。 キャンドル立てはある。マッチとロウソクを探す。別々の場所に置いてある。手探りでは見つからない! クーラーも停まって冷や汗もの!
間もなく電気がついた。 防災の準備をしていなかった私に雷が忠告してくれた。