太公望(たいこうぼう)

 魚釣りをしている人を、『太公望(たいこうぼう)』とか言いますね。 これは今から三千年前の中国の故事から出たことばです。

 周の文王が、猟に出掛ける前に占いをしたところ、<猟の獲物は、竜でもなく、熊でもなく、虎でもなく、豹でもなく、王の補佐役を得るであろう>と。 

 文王は、渭水の川で釣りをしていた呂尚(りょしょう)に出会い、<先君の太公が望んでいた、周の聖人とは、あなたである>と、喜び車に乗せて帰る。 その後、呂尚は太公望と言われ、文王、武王を助け、悪しき紂(ちゅう)王を討つ。「十八史略」

 昨日、デパートの食器売り場で、風流な釣り人を描いたお皿を、ステキだなと思って見たら、5枚セットで12,500円も目に入った。 手に取るのをやめた。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

釣りが趣味

次の記事

縁は奇なもの