天照大御神(あまてらすおおみかみ)
母の生家を訪ねたら、叔父さんがまだ神社から戻っていなかった。大晦日の夜から男性の氏子達は神社に泊まり、元日の午前に戻る。 神社の氏子なのに夫婦で一緒には参詣しない。男性の氏子達が帰宅した後、女性達が参詣に出掛ける。何故なら、神様は女性の天照大御神でやきもちを妬かせない為のしきたりだと言う。 子供の頃、お祖父ちゃん達だけが羽織袴の正装で出かけて行ったことを覚えている。今は背広姿だけれど。
以前、床の間には神話の画の掛け軸が下がっていた。その中に「天の岩戸」もあった。岩戸の隙間から天照大御神が少しだけ顔を覗かせ、岩戸の前では数人が焚き火を燃やしながら楽しそうに踊っている場面であった。 祖母は、隠れてしまった天照大御神を皆で外に出てもらう為の作戦だと教えてくれたっけ。 天照大御神を怒らせたら大変なんだね。
百尺竿頭のアマテラスも怒らすと、こわい、こわい! 大御神様を怒らせないように、今年も(は?)いい弟子になるよう努めます、ハイ。
家には「山の神」も居て、怒らせないように、今年も(ハッ?)いい夫になるよう努めます、ハイ。