筑波の峠から見た夕陽
黒塗りベンツの助手席に座らされました。運転する奥様のドレスはミヤケイッセイのプリーツ。 私の服装は?聞かないで!
いつも帰宅する方向と逆方向へ車は向かう。れれれ? 奥様経営するレストランに行くのかなと思ったら、筑波山へご案内しますとおっしゃる。 30年前に一度登山をしたことがある。大きな石ころ道と、虫がたくさん飛んでいて、イヤだったという記憶しか残っていない。<その思い出を消してあげます>と、ニコニコ!
<夕陽を見ましょう!あっという間に沈んでしまいます。この場所から瞬間を見られるのはめったにありません>。 見ました! 夕陽が沈んで見えなくなるまで!
外は寒いのに、黒塗りのベンツの暖かい助手席から見てました。良いムードでした。 隣の席が男性だったら危ない!危ない! その場所に<子授け地蔵>と書かれた鳥居がありました。