北京のお正月<悪邪を払う>

 <爆竹の音で一年が明ける>といわれるように、中国では古くから中国のお正月、元旦には、家ごとに打ち鳴らし、新年の気分を盛り上げる習慣があります。 一時、危険ということで、北京では爆竹、花火の使用が禁止されましたが、数年前から、復活されました。

 爆竹はさらに、破裂音で悪邪を払う意味もありますから、慶事の際も鳴らします。 十年くらい前に、重慶で春節を過したことがあります。 やはり皆で爆竹を鳴らしたり、色の付いた紙を燃やしたりしました。 

 地元の宗教の詣でに行く途中の崖縁で、木の小枝を折りました。 日本の柏の木ではない松柏(しょうはく)。 門に飾って悪邪を払う意味があるそうです(夏炉冬扇に掲載。この枝を燃やして出る煙で作るハムは、良い香りと聞きました)。 

 日本のお正月風物、門松は歳神様を迎えるほかに、悪邪払いの意味もあるのかしら

 

 

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