秋田で朝練

 妹は毎朝6時半に起床。 お台所で食事作りに取りかかる時、外では太極拳を練習している男性の姿が目に入る。 <5年前くらいから始めているようね。最近は剣も練習しているのよ>って。 台所の窓から練習場所が見える(夏炉冬扇に掲載)。

 車で渋滞の中、12時間かけて、<間もなく着きそう。朝食一緒に食べられるから待ってて!>と朝6時頃、娘から電話が入る。 外で待っててあげよう。 待っている間、太極拳の練習をする。

 <あのー、太極拳を教えている方ですか?> <ハッ?> 後ろを振り返ると男性がいた。 <全然動きが違うし、ビックリしたもんで>。 練習開始して2分も経ってない。 <いやー、すごいー。いやー、うちの先生もすごいけど、いやー、それ以上です。 どこで教えてるんですか?> <東京です> <ありゃー!>。 その後は質問攻めと、24式と32式剣を一緒にとせがまれる。 落ちている木の枝を持って

 翌日朝、<お姉さん、彼がいるわよ> <うーん、起きたくない> <お姉さん、ずっと準備体操ばかりしている。もう帰る時間なのに>。 

 

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