2011・スペイン<バルセロナへ>

 海外旅行を始めて間もない頃、座席は窓側を確保していた。シベリヤの上空を夜に通過する時に見た油田の光は、幻想的だった。 今は海外へ行く時に確保する座席は、通路側。トイレに行く時、隣の人に遠慮しないですむ。

 この度のスペイン行きは、フランクフルト乗換えでバルセロナに行く。フランクフルト~リヨン上空~バルセロナの航路というので、この飛行機の座席は窓側を確保した。 

 一人で初めてリヨンへ行った時、行きはパリ経由、帰りはリヨンからフランクフルト経由だった。初めての体験。席は窓側。フランクフルトで無事に乗り換えられるか不安だった。 離陸して間もなく、もしかしてスイスの上空?ジュネーブの上空? あっ!アルプスの山々だ! 航路はスイス・アルプスの上空を通る航路だった。

 予想は?大当たり! 雪で真っ白のスイス・アルプスの山々の頂上を下に見て(後で「夏炉冬扇」に掲載します)、リヨンの町を流れるローヌとソーヌ川を見て、飛行機はバルセロナに着陸した。  

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