「おくりびと」

 第81回アカデミーショー外国語部門で日本の「おくりびと」が受賞したという。 2月のフランス行き、北京行きの機内映画サービスで見ることができたけれど、アカデミーショー受賞作品という派手さは感じられなかった。そのぶん今のご時世に必要で地味だけれどやすらぎを与えてくれたのかな?

 戦争、殺人事件、自殺という死は、人間が本来持っている寿命を静かに迎えるという状況と違い、人々を不安にさせる。 映画「おくりびと」を見て、納棺師が人の最後の姿を丁寧に清め、かつお化粧を施す様子は厳粛で尊い。 人間の命という尊さを見直さなければいけないと思った人々が「おくりびと」をアカデミーショー作品の一つとして選び、世界に訴えたのなら最高ね!

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