動物像と仏像

 骨董品集めは趣味ではないが、これは古いものですと言われると関心を寄せてしまう。 ここ数日のニュースでは、パリで行われたオークションの話題が面白い。 中国清朝末期に北京の円明園(今は廃墟)から略奪された「十二支像」の、ねずみと兎のブロンズ像を巡っての話。

 39億円で落札したのは中国人。 しかし彼は中国に所有権があるから支払いをしないと言う。 支払いをしないなら、ブロンズ像は渡さないと所有者の故イブ、サンローラン側。

 今日、日本で「十一面観音坐像」を盗んだ犯人が捕まった。仏像に供え物などしていた犯人は、仏像を拝見して虜になったという。 人間の欲望の一つ、所有欲 

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