リヨン2010・診療所

 <リヨンの最終日、ヨーコは僕の診療所で、朝9時から一日お勉強>とドクタースンに言われた。 他の3人はシルビーさんと診療所近くのマルシェ(朝市)へ、午後は<ペタンク>の試合にファイドも出るので応援と別行動。

 土曜日は大学病院が休診なので、病院の入院患者もやって来る。朝9時前に診療所には患者さんが来ている。 大きな脳腫瘍で手術が出来ず、目も見えなくなった女性。目の周りとお腹に針をたくさん刺す。お腹に視神経のツボがあると、ツボの図を説明してくれる。 病院からレントゲン写真を持って女性が来た。 ドクタースンは写真を見ながら、腰椎と左足への影響を説明する。 ドクタースンは大学時代、西洋医学を学んだ。

 車椅子の18歳の男子。昨年、水泳で首を打ち、首から下はマヒ。現在、両手を動かし、左足に感覚が戻って来たという。 車椅子の26歳の女性。7㍍の高さから落ちて脊髄の損傷。今は両足の筋肉を動かす。治療後、病室を出ようとしたら<行かないで!>と私の手を握ぎり、尿の処理を始める。 驚いていられない! お手伝いする。

 <私が歩けるようになったら日本へ行っても良い?>と聞かれた。 彼女の精神の強さに感動

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